いつもお世話になっております。加藤瓦店です。

今回は、火災保険による屋根修理について書いてみようと思います。

というのも、以前にも業者の選び方について記事にしましたが、日本損害保険協会でも紹介されているように、火災保険での屋根修理に関しての契約トラブルが多数あるようで、お客様に注意していただきたいと思ったからです。

※下記の内容は、加藤瓦店で調べてまとめたものですが、法律や保険の内容についてのものですので、詳細は法律や保険の専門家にご確認ください。

火災保険について

あまり知られていないようですが、火災保険の適用範囲は、火災だけに限られません。

契約内容にもよりますが、台風や突風、ひょう、雪など、風水害にも適用されます。

火事じゃないから適用できない、ということはないので、災害で被害が発生したら、保険の適用ができないか保険会社さんに確認することをおすすめします。

ちなみに、地震は火災保険ではなく地震保険に入っていないと適用されないので、ご注意ください。

火災保険の保険金の請求の手続きは、お客様から火災保険会社に連絡してやりとりをしていただくことになります。

その書類に必要な見積書や写真などは加藤瓦店でご用意いたしますので、ご安心ください。

こんな業者にはご注意ください

2017年6月30日追記

2012年にNHKでも特集されていたようですが、現在でも注意が必要です。

”https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/800/140773.html”

突然訪問して「屋根を見させてほしい」と言って屋根を見た後、「屋根がずれているので、修理しないと雨漏りしますよ」とお客様の不安を煽り、「火災保険を使えば無料で直せますよ」とか、「この間の台風のせいにして火災保険で直しましょう」と契約を迫ってくる業者には注意が必要です。

上記の通り、契約にもよりますが火災保険の対象となるのは、火災や台風、突風、ひょう、雪などの風水害での被害に限られます。

それ以外の経年劣化などが原因であるのに、嘘をついて火災保険の申請をして修理した場合、

保険会社のチェックの結果、火災保険が適用されないのですが、工事は終わっているので工事業者から費用を全額請求されてしまったり
運悪く火災保険が適用されて保険金を受け取ってしまった場合、保険会社をだまして金銭を得たため、修理業者とともに刑法246条の詐欺罪に問われ、10年以下の懲役刑が科されてしまったりする可能性があります

嘘をついていいことはありませんので、こういったことを言って契約をとろうとする業者には注意してください。

火災保険の手続きを代行するので、こっちで全部やるから、任せてください、と言う業者にも注意が必要です。

契約をしてしまった後、工事の日程がなかなか決まらず、連絡をしてもはぐらかされたり、連絡が通じなくなったりして、工事ができないケースもあるようです
そんな業者とは契約を解除して、地元の瓦屋さんにお願いしようとしても、契約してしまった業者から高額な解除料、キャンセル料を請求されることがあるようです
また、火災保険はお客様と保険会社との契約ですので、お客様が保険金を請求するのが通常です。間に業者を挟むことで、手数料や人件費などの分だけ工事金額が高くなってしまうことも多いようです